こんにちは。主席研究員 餅です。
今回のテーマは「虫に血を吸われていた話・後編」です。
前回からの続きです。
↓前回の記事
2つ目に頼んだ業者が私を救ってくれた
夜の7時か8時だったと思います。ホームページの『電話する』のところを見て「こんな時間に出るわけないよね…」と思いつつ電話をかけました。
出たんやけど…!!!!!!
5年前のことなので記憶が曖昧なのですが、駆除してくれるスタッフさんが愛知県から来るので初回は早くて数日後とのことでした。でも2~3日後とかだったような、そんなに待ちませんでした。
神降臨
私を救って下さったのは「中部ホームプロテクト株式会社」様です。
私が頼んだときは金沢営業所はなかったような。姫路も福岡もなかったような…?繁盛してるんですね。いいことです!
あ、トコジラミのことは前編と同じく「奴」と呼びますね。
まずは寝室を見てもらいました。
スタッフさん(以下:神)「ざっと見た感じでは、かなり多いというわけではなさそうです」
餅「よかった~!」
神「でもあと数日遅かったら和室にも来てましたよ」
餅「(ですよね…)」
もうほんと来てくれてありがとうございますとしか言えませんでした。
駆除スタート!
記憶はほぼないですが、最初は薬剤をまくのではなく手作業で地道に取っていくそうです(確かそうだった気がする。違ったらごめんなさい)
まじかよ…。ワシには絶対無理や…(虫全般ほんとダメ)
神「時間がかかるので、外出される方も多いです」
餅「じゃあ出かけます」
神「女性で、下着は見ないでほしいと言われる方もいらっしゃるのですが、開けないでほしい場所があれば教えてください」
餅「大丈夫です!全部開けてください!」
寝室にタンスを置いていたので、むしろ見てほしかった(下着じゃなくて、奴らが潜んでないかって意味です。念のため笑)
神「貴重品は持って出てください」
餅「分かりました(あとでいちゃもんつける人おるんやろなぁ…)」
とりあえず通帳やら印鑑やらだけ持って、近くのイオンに行きました。そのイオンはもうありません。少し違う場所に新しいイオンがもうすぐオープン!行きたいけど、今年中は無理かな…。
話は少し逸れましたが、駆除の間はイオンで過ごしました。
たまたま前に働いていた会社の先輩から連絡があり「旦那が海外から送ってきた段ボールについてた虫がアパートで繁殖して、駆除のためイオンにいます。日本より海外に多くいる虫だそうで、血を吸われて腕が大変なことになっています」的な話をしました。
先輩「もしかしてベッドバグ?」
餅「大正解です!」
先輩は海外が好きで、留学経験もある人なので、奴のことを知っていました。
先輩「実際に見たり被害にあったことはないけどね。まさか日本で、餅が被害にあうとはね…」
餅「(ですよね)」
イオンでは、本屋さんに行ったり、サイゼでミラノ風ドリアを食べたりしてそれなりに楽しみました。
何時間か経ち、神から電話が。初日の作業は終了したとのこと。
駆除1日目が終わり帰宅
神「最初はそこまでいないと思ったんですが…かなりいました」
餅「(絶句)」
神が今までに担当した中ではかなりの数だったそうです。
和室やリビングなど寝室以外の部屋も見てもらったのですが、寝室にしかいなかったようで、よかった…。
まさに不幸中の幸い
確かその日からベッドで寝たような気がします。
そして奴らはいなくなった
何日かして(1~2週間たってたかな?記憶がない…)2回目の駆除。
これですべて終わりました!
長かった…涙
謎の痒みに襲われてから今日まで本当に長かった…これでやっと安心できる、とほっとしたのを覚えています。
駆除で使って少し余った薬剤(スプレー)をもらい(他の虫にもOKとのこと)神とお別れです。
ありがとう!神様!
料金は…20代の月収より高いくらいでした。
借金を覚悟してましたが、豚所長のご両親が払ってくれました。ありがとうございました。
さいごに
駆除は絶対に一般人では無理だと思います。
おそらく段ボールについていたのは1匹だと思うのですが、それが1ヶ月かそこらで数百…おそろしい繁殖力…
ざっくりすぎる当時のアパートの図。
入口付近に段ボールを置いてました。アパートに到着して、人間がいるのが分かったんでしょうか?生きる本能でエサ(私の血)がある場所が分かったんでしょうか?血を求めて移動してきたんです(奴らからしたら相当な距離ですよね…)
そしてベッドに潜み、夜な夜な私の血を吸って繁殖。数百の奴らに囲まれて寝ていたわけです。あぁ気持ち悪い…
奴らは血を吸ったあと、フンをするのでそこが黒っぽくなります。
ベッドやマットレスには黒い汚れがたくさんついていました…。あと寝るときに着ていた服にも…。当時は木製のベッドだったのですが、奴らにすれば木は隠れやすいです。
汚れも気持ち悪いので、豚所長が一時帰国したときにベッドやマットレスは2台とも処分しました。駆除したとはいえ当時は少しトラウマ気味だったので、奴らが潜みにくいとされる金属製のベッドを買いました。あ、服は見つけた瞬間に処分しました…。
経験していない人からすると「痒いだけでしょ?」と思うかもしれません。実際そのようなことも言われました。
その痒みがどれほど辛いか。眠れないほど痒かったり、掻きすぎて(刺されすぎて)人前で半袖にもなれない。
奴らを見つけてからは気持ち悪いやら怖いやら、いつ安心して眠れる日が来るのか分からず夜になると胃が痛くなる。和室で寝ているときも「寝室に来たんだからそのうちここにも来るよね…」と不安でろくに寝られない。
これは経験した人にしか分からない辛さだと思います。
前編でも書きましたが、奴らの栄養源は人間(動物)の血です。清潔不潔を問わず、エサがいれば奴らは現れます。
そして自力での駆除は不可能。ほんとに数匹、とかだったらかなり気合いれたらできるかもしれませんが、被害に気付くときはそれなりの数になっているんじゃないかな?と思います。
もし今「夜寝ているときに謎の痒みと発疹に襲われている」「トコジラミの駆除を業者に頼むべきか迷っている」という方がいたら、迷わず業者に確認、駆除を依頼することをおすすめします。
料金は安くはないですが、安心には代えられません。
自力でやって数日無駄にしてさらに繁殖、じゃ笑えないです…。
今回トコジラミを初めて知った、という方も海外旅行中や帰国のときに少し用心してみてください。隙間や縫い目にとくに注意!このご時世、旅行はなかなか行けないとは思いますが、いつかのために。
奴らがいなくなるのが一番いいんですけどね…。
奴らの被害に苦しむ人が一人でも減りますように!
長くなったけど、終わるよ!さらば!
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