こんにちは。主席研究員 餅です。
今回のテーマは「虫に血を吸われていた話・前編」です。
あれは5年ほど前のことでしょうか…過去の話になるのですが、夏になると思い出す悲しくおぞましい事件のお話です。
もし「原因不明の痒みに襲われている。おそらくダニではない」
そして、このご時世あまりないとは思いますが「その痒みは最近ホテルや旅館などの宿泊施設に泊まってからだ」「最近海外からの荷物を受け取った」という方がいたら参考になるかもしれません。
そういう方が、一日でも早く楽になる手助けになれば…と筆をとりました(いやパソコンやろ)
時は2016年の6月~8月にかけて。(確か)
豚所長は2016年1月から一年間、世界一周の旅に出ていました。ここでは「結婚してるのに妻を一人日本に残して世界一周?」ということは一旦置いておきます笑
いつかそこらへんのことも書くかも⁉
事の発端はロンドンからの段ボール
その頃ロンドンに滞在していた豚所長。使わなくなったものを、滞在していた宿からもらった小型の段ボールにつめて日本の当時私たちが住んでいたアパートに送りました。
一年の旅といっても、数ヶ月に一回は「一時帰国」として日本に帰ってきていました。
そのため「邪魔になるものでもないし(30×15×15くらいのかなり小型の段ボールだったと思います)、次に帰ってきたときに自分で片付けてもらおう」と開けずに放置していました。
そして荷物が届いてから数日(数週間ではなかった気がする)
両腕(とくに二の腕)に謎の湿疹(発疹?)のようなものが…。何日たっても治らず、皮膚科に通う日々。
原因は特定できないし、治るどころか増えている…。夏なのに半袖になれないほど腕はボロボロでした。
自分の体に何が起こっているのか、すごく怖かったです。
ついに原因が判明
ある日の夜。寝ていると首筋がすごくかゆくて起きました。
首筋で何か動いた気がして、電気をつけると…
なんか黒い虫おるーーーーーーーー!!!
いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーー!!!!!!!
深夜に叫びました。普通に。
飛んだりはしなさそうだったので、とりあえず寝室はそのままにして隣の和室に避難しました。
眠気が吹っ飛んだ(てかもう寝れないよ!)ので、さっき見た虫の特定をすることに。
こいつや…
忌まわしき虫の名は「トコジラミ」
またの名を「南京虫」
忌々しいので、画像等は貼りませんので気になる方はご自身で検索してみてください…。
かつては日本にもいたそうですが、駆除をしてほとんど見かけなくなったそうです。
それが、海外から日本に来る人の荷物や服などについてきたり、海外からの荷物に紛れ込んでいたりして再び日本でも増えているそうです…。
まさかグローバル社会(っていうのか?)がまたトコジラミを日本に連れてきていたとは…。
我が家のようなケースは稀かもしれませんが、トコジラミ(以下:奴と呼びます)を連れてきた旅行者が泊まったホテルで増殖して駆除する羽目になりホテル側に損害が出たり、ホテルの人も気づかず駆除していなくて、泊まった人が自宅に持ち帰る、などなかなか被害が甚大だそうです。
日本のホテルでも完全に安心できないなんて…
近々キスマイのツアーで日本各地に遠征予定だった私は悲しみに暮れました。
とりあえず、ホテルに着いたらベッドや隙間をチェック、です。
人間の血を吸って生きる奴ら
奴らの特徴を箇条書きで紹介します。
・英語では「ベッドバグ」
・人間や動物の血を吸って生きる
・夜になったら活動する
・血を吸ったらフンを出し、その場所が黒く汚れる
・日中はベッドや家具などの隙間に潜んで、夜に獲物(人間)が来たら出てくる
・刺されるとかゆみが出る。眠れないほどのかゆみに襲われることも
・清潔にしていれば大丈夫、というわけではない。人間の血が栄養源なので、清潔不潔を問わず人間がいれば奴らは現れる。
・一匹あたりの産卵数が多い
・市販の薬剤はほぼ効かない
・60度10分以上のスチームで死ぬらしい
・一般人が駆除するのはほぼ不可能
一夜にしてこのようなことを学びました。
そこらへんの海外旅行者より奴らに詳しいんじゃ⁉って感じでした(全然嬉しくない)
真実はいつも一つ。ロンドンからの段ボール!犯人はお前だ!
とりあえず自分で駆除を試みる
そうこうしていると、仕事に行く時間になりました。
眠い目をこすり、胃痛に耐えながら仕事に行きました。いつもは「行きたくねー…」な仕事も
さすがに会社には奴らはおらんやろ
と、家にいるときよりも心穏やかに過ごせました。
そして帰宅。
正直帰りたくない…
自分での駆除はできないと分かってはいても何かしたくて、布団乾燥機をかけてみたりしました。
絶対意味ないやつや…
やっぱり業者に頼むことにしたけれど…
もうベッドでは寝れないので、和室で寝ることに。
業者を調べると、数万~数十万もかかるそうで、一瞬ひるみましたが
親に借金してでも頼もう…
と腹を決めました。
次の日、検索して最初に出てきた、害虫(トコジラミ)駆除業者一覧の県唯一の会社に電話して、数日後に見に来てもらうことに。
初めて奴らを知った日から、夜になると気持ちが落ち込み、寝るときになると胃が痛くて痛くて…
寝るのが怖いってどういうこと⁉
あの頃はほんと心身ともに大変でした。
そして待ちに待った業者の人が来る日。
業者の人(以下:業)
業「トコジラミおるん?」
餅「はい。調べたら絶対こいつやと思いました」
業「ベッドとかマットレスの縫い目の隙間とかにおれんて~(いるんだよ~)。見てみるね」
チラッ
業「おったわ(いたわ)」
餅「やっぱり…」
業「うちでは、薬剤まいて、その日ベッドに寝てもらう。それで、血を吸うために出てきたトコジラミに薬剤が効いて死ぬ、っていうやり方や」
餅「それで出てきた虫の死骸とかってどうするんですか?」
業「(なんて言われたか忘れましたby餅)」
業「まぁ考えてみて。じゃ、わしも持ち帰りたくないし、帰るわ!」
絶対こいつには頼まん
途方に暮れる餅。藁にもすがる思いで呼んだ業者が役に立たず、数分間立ち尽くしました。
またいつまでこんな生活が続くのか分からなくなり、心が折れました。
泣きながら再び業者探し。「ここ、なんかよさそう!」と何も確認せずに電話しました。
どうなる餅⁉再び安心して眠ることはできるのか⁉
予想外に長くなったので、前・後編に分けました笑
後編に続く!
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