こんにちは。主席研究員 餅です。
今回は、シャンタル・プラモンドン、ジェイ・シンハ著、服部雄一郎訳の【プラスチックフリー・生活 今すぐできる小さな革命】を読んで思ったことを書きたいと思います。
プラスチックは現代の生活には欠かせないものだと思います。でもその反面、プラスチックは人体に有害と言われたり、ゴミとなって川や海に流れていき鳥や魚がそれを食べて死んでしまったり、環境を破壊したりと様々な弊害もあります。
私は食品や食器の安全性について調べていて、プラスチックの危険性を知りました。
プラスチックフリーってよく聞くけど、何なの?
プラスチックの危険性についてもっと知りたい
と思い、読んでみることにしました。
プラスチック、めっちゃこわいやん…
著者の夫妻がプラスチックの危険性を知ったのは、妊娠がきっかけだったそうです。
我が家も食品添加物の危険性について知ったのは妊娠がきっかけでした。やっぱり、子供の存在って偉大ですね。今まで知らなかったことを知りたいと思ったり、少しでも疑わしいなら避けよう!と行動する気力をくれますね。妊娠をきっかけに身の回りのもの・ことを見直した人は多いんじゃないでしょうか。
プラスチックから浸み出す化学物質の影響が顕著とされるのが、子供、胎児、妊娠中の母親とのこと。
我が家ドンピシャなんですが…
もうこの時点で怖い。浸み出すって何⁉我が家プラスチックだらけなんですけど…。
というか、みなさん家の中を見渡してみてください。めっちゃプラスチックありませんか?
そして、プラスチックに使われている化学物質で危険視されている代表選手が
ビスフェノールA(BPA)
こいつめっちゃ有名なやつ
よく聞きますよね。小さい子のおもちゃやプラ食器などの「BPAフリー」表示を見たことがある方も多いのではないでしょうか。あとは缶詰の「BPAフリー」など。
そして、この本を読むまでのBPAの認識は「BPAって何か危ないってよく聞くし、BPAフリーって書いてあるやつを探そう」「プラは何か嫌だけど、BPAフリーって書いてあるなら大丈夫でしょ」でした。
BPAフリーは、BPAではない別の危険な化学物質を使っている可能性が大きいそうで
全然安全じゃないやんけ…(絶望)
BPAとは「内分泌攪乱物質」
内分泌系とはホルモンを作ったり、ホルモンのバランスを維持する大切な器官だそうです。たぶん。(ネットで「内分泌系」で調べたけど説明が難しくてよく分からず)
生殖、成長、代謝など、人間が生きていくうえで大切なこと。これはこの内分泌系がちゃんと働いてくれるから人間は元気でいられます(ってことよね?)
そのナイスな働きを攪乱するのが「内分泌攪乱物質」
読んで字のごとく、内分泌を攪乱する物質。
内分泌攪乱物質、めっちゃ悪いやつ!
その影響を受けやすいのが胎児、子供、妊婦だそうです。
子供用品にBPAフリーが多いのはこれが理由なのね!
しかしそのBPAフリーも信用ならないとは…。がっかりです…。やっぱりプラスチックは避けるに限るなぁと改めて思いました。
しかもBPAはもう世界中のほとんどの人の体内に存在しているそうで、飲食からの摂取が最も多いそうです。プラスチックの食器で飲食するのはやめるべし!
とくにプラ容器に食べ物を入れてレンジでチンしたり、油や酸の食べ物を入れるのはダメ!絶対。
あとすごく衝撃だった話。命を救うための医療用チューブや輸血バッグから浸み出した内分泌攪乱物質のせいで数年後にその影響が出るケースもあるそうで…何か読んでいて苦しくなりました。
本では、BPAの他にも目をそむけたくなるような化学物質について書いてあります。
ほんと、たくさんの人に知ってほしい!!と思いました。
本にはその他にどんなことが書いてあるの?
すごい今さらですが、【プラスチック・フリー生活】にはどんなことが書いてあるのかゆるっと紹介します。
さっきまで書いていたのは、「chapter3われらがプラスチックの正体」の章。読んでいてすごく怖かったので長々と書きました。
chapter1と2は、なぜ著者の夫婦がプラスチック・フリー生活に向かったのか、プラスチックを減らすためにまずこれを始めたらいいよ、ということが書いてあります。導入部分といった感じです。
chapter3 プラスチックの基本構造や歴史、使われている化学物質の怖さ
chapter4 身近に使われているプラスチックの種類や危険度、主に何に使われているか
chapter5 家の中のプラスチック度チェックや、部屋ごとのプラスチック製品の代用案など
本編というか実践編というか、この本のメインとなるのがchapter3~5といった印象です。プラスチックやプラスチックフリーについて知りたい人が知りたい内容はほぼここらへんかと。
chapter6 プラスチック・フリー生活を広める
結び。周りにも広めたいときはこうしよう、ということも書いてあります。
ちなみに↑の各chapterのあとの文は私が考えたので、本の目次とかとは異なるよ!この章にはこんな感じのことが書いてあるよ、ということを伝えるためにまとめた文です。
ざっとこんな感じです。
これからプラスチックについて勉強したい、脱プラしたい、と思っている人には入門編としておすすめです。
私は去年から「プラスチックがよくないと聞くから避けよう」と新しくプラスチック製品を買うことはなるべく避けてきました。まぁペットボトルめっちゃ買ってましたが…。
そもそも何でプラスチックはダメと言われているんだろう?
食品添加物のときもでしたが「ダメだと聞くから避ける」から「なぜダメなのかを理解して避ける」にステップアップしようと思いました。
ふと、「ネットだけじゃなくてちゃんと書籍で勉強したい」と思い自分が興味のある、食品添加物、農薬、プラスチックについての本を買いました。どの本も恐怖でした笑
【プラスチック・フリー生活】を読んで
大切な家族のためにプラスチックを避けるぞ!
さらに士気が高まりました。今年マイボトルデビューしたのですが、著者も解説者も訳者も同じ会社のマイボトルを使っているようでちょっと嬉しかったです笑
みなさんもぜひ読んでみてね!
コメント